水中バレエ劇場
かつて1964年から1997年にかけて、東京都稲城市のよみうりランドに、水中バレエ劇場なる見世物があった。
創設者は、日本ジャズダンス芸術協会会長の近藤玲子氏(1923-2009)。アンナ・パブロワに師事してクラシックバレエを学び、
読売新聞社の正力松太郎の誘いに応じて水中バレエを始めた。
ダンサーは水に落ちにくいメイクをして、浦島太郎や人魚姫に扮し、水中に浮かぶホースで呼吸した。
シンクロナイズドスイミングで使うようなノーズクリップは、美的観点から使用させなかったという。
劇場は幅約25メートルのガラスの水槽が客席に張り出すような造りで、ダンサーたちは水深約5メートル程の所で演技した。
呼吸が制限されるばかりでなく、水圧により、ほとんど視力が効かない過酷な舞台だったそうだ。
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(ブログ「我夢雑報」2010.3.20掲載)
(参照サイト)「ビンテージ・タカラズカ>レビュー研究室>水中バレエ劇場」
「アートウィッシュ 2006年7月19日 (リンク切れ)」
「マキュマキュのからくり日記 2003年2月28日」
(補足事項)こちらのサイトにより詳しい情報が紹介されているのを見つけました。
「東京人形倶楽部あかさたな漫筆>人魚たちつてと (リンク切れ)」
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